フィンランドの職員室が示す、フラットな関係性

フィンランドの学校を視察した際、特に驚かされたこと。それは職員室の姿。
私は日本で高校教員として働いていましたが、日本の職員室といえば、まさにドラマで描かれるような光景。灰色の机が並び、教科書が積み重なり、先生たちはそれぞれ忙しくパソコンに向かって作業をしている ー これが現実そのものでした。

生徒が入ってくる時も、「失礼します。○年○組の○○です」と、かしこまった雰囲気。職員室は“聖域”のような場所であり、本当に忙しいからこそ、先生同士もお互いの仕事に精一杯で、気軽に話しかけづらい環境でした。風通しが良いかと問われると、疑問が残ります。

本記事では、筆者が訪れたフィンランドの学校の職員室での様子をお伝えします!

フィンランドの職員室:まるでリビング!?

では、実際にフィンランドの職員室はどうだったのか。

そこは、まるでリビングのような空間でした。広々としたスペースに、ソファーやテーブルが配置され、驚くことにパソコンがほとんど見当たりませんでした。お菓子が置かれ、学校をより良くするための意見を入れる「アイデアボックス」も!そして、日本のような「自分の決まった席」もありません。

この空間の目的は、“憩いの場”として機能すること。仕事をするための場所ではなく、教師同士がリラックスしながら意見交換をしたり、ランチを食べながら悩みを相談できる場になっていました。

では先生たちはどこで作業するのか?それぞれの教室で。
生徒たちに対して決まった教室が割り当てられるのではなく、先生たちにそれぞれ部屋が割り当てられ、授業ごとに生徒が移動します。

先生たちがフラットにつながる文化

フィンランドの学校では、先生一人ひとりの裁量が大きく、それぞれが主体的に授業を組み立てていきます。だからこそ、横のつながりをとても大事にしているのです。上司から指示を待つのではなく、お互いにフラットに話し合い、協力し合う文化が根付いていました。

校長先生の役割の違い

さらに驚いたのは、校長先生のあり方でした。日本の学校では、校長は学校全体を管理・運営し、先生たちに方針を伝える役割が強いですが、フィンランドでは少し違います。

校長の役割は、先生たちのやりたいことを実現するために動くことでした。先生たちのアイデアを上層部に伝え、財源を確保するのが校長の重要な仕事だと説明されました。

また、校長は先生一人ひとりと時間をとり、リラックスした環境で話せる関係を築くことを大切にしていました。ある先生とはランニングしながら、またある先生とは食事をしながら…そんな形で、それぞれのスタイルに合わせて対話をしているそうです。

日本の学校にも取り入れられることは?

このようなフィンランドの教育文化を見たとき、日本でも「風通しの良い教員や生徒の関係を築くにはどうしたらいいのか?」と考えさせられました。

今の日本の職員室や学校文化の何が課題なのか? 逆に、今の日本の良い点は何なのか?

職員室をよりオープンな場にするには? 先生同士や生徒との関係をフラットにするには? 皆さんはどう思いますか?

ぜひ、意見を聞かせてください!

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